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終活の基礎知識

終活で書くエンディングノート内容とは?

終活で書くエンディングノート内容とは?

人生のラストステージに向けて必要なことを書き留めておくエンディングノート。そこにはどのようなことを記すべきなのでしょうか。終活で作成するエンディングノートの内容について解説します。

エンディングノートとは

エンディングノートとは、自分が入院したときや死亡したときのことを想定し、家族などに伝えておくべきことなどを書き留めるノートのことです。最近では50歳を過ぎたくらいでもエンディングノートを作るという人が増えているようです。

エンディングノートは普通のノートに、自分なりの項目を立てながら書くなど、自由な形式で作成できます。しかし書店などに行けば書くべき項目が設定されたノートも売っています。また、パソコンで作成してクラウドなどにデータとして保管する人もいるようです。

なお、エンディングノートには遺言書のような遺産分割に関する法的効力はありません。しかしだからこそ気軽に備忘録や日記を付ける感覚で作成できるとも言えるのです。

エンディングノートに対する世の中の認識

エンディングノートを作成したいと考えている人は実際にどれくらいいるのでしょうか。「国境なき医師団日本」が「終活と遺贈に関する意識調査2016」の中で、エンディングノートについてアンケート調査を行っています。

国境なき医師団調べによると、全国の15〜69歳の男女1,000名に「エンディングノートを作成すること」に対する気持ちを聞いたところ、「準備をしておくことは大事だと感じるし、自分も準備が必要だと思う(または、準備を済ませた)」は28.6%という結果でした。10代半ばから60代までに聞いた数字としては多いのではないでしょうか。

これに「準備をしておくことは大事だと感じるが、自分には(まだ)必要がないと思う」(60.9%)を加えると、全体の89.5%が「準備は大事」と考えていることが分かります。50代、60代ではもっと現実的に考える人の割合が増え、「自分も準備が必要だと思う(または、準備を済ませた)」は50代で39.2%、60代で45.2%となっています。

エンディングノートに書く内容

エンディングノートには通常、まず自分に関する基本情報を記します。本籍地、以前の所属先を含む勤務先、運転免許証、健康保険証、年金手帳、パスポート、マイナンバーの保管場所、病気の既往歴……などです。その他の項目には次のようなものがあります。

・大切な人へのメッセージ

家族などに向けたメッセージです。残された人に伝えたいとこ、感謝の気持ちなどを書き記します。

・延命治療、介護に対する考え

延命治療、告知、献体、介護などについて、その状態になったときに自分はどのような措置をとってほしいのか当事者としての考えを記します。介護が必要になったとき資産管理を任せたい人を記すこともできます。

・友人や仕事の関係者のリスト

友人、仕事関係者、親戚関係などの名前と住所、連絡先をリスト化します。それぞれ、入院時、葬儀の時に連絡をするかしないかも記しておきます。

・遺品整理に対する考え

遺品についてどのように処分するかを記します。蔵書など施設に寄贈したいものがあれば要望として書いておくと良いでしょう。形見分けについても品名と誰に贈りたいかを記します。

・今の資産状況

預貯金、株式、金融資産、不動産などについて整理して記します。合わせて借入金やローンについても書いておきましょう。クレジットカードの使用状況、借金の保証人になっている場合はそのことも忘れずに記載します。

・葬儀に対する考え

そもそも葬儀をして欲しい、して欲しくないか、やるならどんな規模でどんな形式にしたいのか、要望を記します。菩提寺や宗教・宗派などの基本情報も必要です。遺影は用意しているものがあればその指示をします。棺や骨壷に入れてほしいもの、葬儀で流したい曲などを書く人もいます。

・お墓に対する考え

先祖代々の墓に入るか、購入した墓があってそこに埋葬してほしいのか、散骨などを希望するのかなどを記します。新たに墓を建てて埋葬してほしい場合はどのようなデザインにするか、墓地選びをどうするか、費用をどこから出すかなどの指示も必要です。

エンディングノートには個人情報や生前には知られたくない情報も含まれます。家族がすぐに参照できる備忘録と、死後に見てほしいものとの2冊を作成し、後者は金庫などに保管して信頼できる親しい人に知らせておく方法もあります。自分なりの最適な活用法を考えてみてください。