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  4. 人生の終わりを意識する「終活」その中身とは?

終活の基礎知識

人生の終わりを意識する「終活」その中身とは?

人生の終わりを意識する「終活」その中身とは?

「終活」について考えてみたことはあるでしょうか。何となく聞いたことはあるけれど、具体的にどんなことをするのかはよく分からない……という人のために、いまどきの終活の中身についてご紹介します。

終活とは

終活とはここ10年ほどの間によく耳にするようになった言葉です。意味は人生の終わりをよりよく生きるための準備活動です。

就活や婚活といった言葉に似ていて、メディアが作り出した流行語のようにも思われますが、意外にシニア層を中心に広く受け入れられ、最近ではその意味合いも当初から少し変わってきています。

というのも、最初にこの言葉が作られたころは、単にまだ元気なうちに身辺整理をしておくといった意味でよく使われていました。
しかし今では人生のエンディングのあり方を自分の意志で決めるための活動、というべきものになっています。
例えば葬式やお墓についても、自分自身がポジティブに関わっていくという考え方にシフトしています。

さまざまにある終活内容

具体的に見てみましょう。終活の内容として実際に行われているのは以下のようなことです。

・エンディングノートを書く

エンディングノートとは、人生最後の覚え書きというべきものです。内容は主に、自分が入院したり認知症になったり、死亡した際に家族に伝えるべきことを書き記します。メリットはいくつかあります。まず、自分が物忘れをよくするようになっても、これを読めば自分で思い出すことができます。自分がケガや病気で倒れたり、死亡したときには、家族に対して何がどこにあり、何をどうしたら良いかを伝えることができます。また、単なる備忘録だけでなく、家族への思いをメッセージとして残すこともできます。何を書けばいいのか分からないという人は、記入すべき項目が設定されているノートを書店などで購入して参考にしてみましょう。

・遺産相続を決める

財産分与についても決めておきます。こちらはエンディングノートとは違い、法的効力を持つ遺言書を作成します。遺言書は必ず必要というわけではありませんが、あれば自分が死亡したあとに相続の権利を持つ子供などが争うような事態になることを避けられます。

・遺品の生前整理をする

自分が使用しているもの、保管しているものについて、自分自身で今のうちにある程度整理をしておきます。誰にでも、死亡後に見られたくないものがあるはずです。捨てるべきものは早めに処分しておきましょう。残りは家族にとって不要とも思われるものと、これはしばらく保管しておいたほうが良いというものを、分かるようにしておきます。形見分けとして贈りたいものがあれば、誰にどれを渡してほしいということを遺言書に記しておくことができます。

・遺影を撮っておく

遺影用の写真として、納得のいく写真を事前に撮っておく人も多くいます。家族などに撮ってもらうか、写真館で撮影しましょう。自分で遺影を用意すれば、服装も自分の気に入ったものを選ぶことができます。

・葬式の事前相談

どのような形式の葬式にするか、自分自身で決めて、家族に伝えておくことも大切です。最近では事前に相談し、気に入ったプランがあれば自ら生前予約ができる葬儀店も増えています。事前に準備をしておけば、必要になってから慌てて葬儀を依頼する場合よりも、しっかりと希望に沿う葬儀ができます。また、料金も抑えられることが多いでしょう。

・お墓の購入や承継について決める

葬儀と同じく、お墓の購入や承継についても生前に決めておけば安心です。承継は「祭祀承継者」というお墓の管理者を決めることを指し、遺言書に書いて指名することもできます。子供などに相談して決めておけばトラブルも防げるでしょう。お墓が古い場合には修繕、建て替え、あるいは新しいお墓を建てることも検討してみてください。

終活を行うことによって自分の人生や生活を見直すことができ、前向きな気持ちになるという人は多いようです。整理しておくべきことが分かり、毎日が忙しくなったという人もいます。ポジティブに終活を始めてみてはいかがでしょうか。