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  4. お墓を相続(継承)する際の名義変更手続きの流れ

相続の基礎知識

お墓を相続(継承)する際の名義変更手続きの流れ

お墓を相続(継承)する際の名義変更手続きの流れ

お墓の使用権を取得している人(名義人)が亡くなってそのお墓を相続(継承)することになった場合、名義変更の手続きが必要になります。名義変更を忘れたままでいると、場合によっては永代使用権を取り消されてしまい、墓地を使用できなくなる恐れもあるため、気を付けなくてはいけません。では、名義変更はどのようにして進めればよいのでしょうか。ここでは、名義変更に必要な書類から手続きの流れまでを詳しく解説していきます。

お墓の名義変更に必要な書類

まず、お墓の名義変更に必要な書類を把握しておきましょう。

・承継使用申請書

墓地ごとに様式が異なります。墓地の管理事務所でもらう場合や、ホームページなどからダウンロードする場合も。提出する書類には新名義人の実印が必要です。

・墓地(永代)使用許可証

永代使用許可証、墓地使用承諾書とも言われるもので、そのお墓の使用権を取得した契約時に発行されている書類です。

・旧名義人の死亡が記載された戸籍謄本と新名義人の戸籍謄本、住民票

戸籍謄本を準備します。旧名義人の死亡を確認するための戸籍謄本と新名義人の本籍地が記載された戸籍謄本と住民票を。

・新名義人の実印・印鑑登録証明書

発行から3カ月以内のものを準備しましょう。

・その他の書類

旧名義人から指定されて継承する場合には「遺言書」などを、親族以外が新名義人になる場合にはその理由が書かれた「理由書」と、本来継承するべき方の印鑑登録証明書を添付した「同意書」を提出する必要があります。

お墓の名義変更の手続き

お墓の使用権を所有している人が亡くなったら、まずは墓地の管理者へ連絡を入れて、上記のお墓を継承する書類を出し、手数料を払います。墓地によっては名義変更の届出に期限を設けているところもあるため、お墓の継承が決まったらすみやかに手続きをするようにしましょう。

寺院境内にある墓地の場合には檀家としての務めも引き継ぐことになりますので、早めに挨拶へ出向くのが理想的です。

お墓の名義変更をする際の注意点

お墓というのは祭祀財産で相続財産には含まれないため、相続(継承)した場合であっても、法的には何の届出の義務もありません。

ですが、墓地や霊園というのは、あくまでもその場所を借りているのであって、土地の所有権というのは墓地管理者にあるため、お墓の使用権取得者(名義人)は墓地管理者の定めた使用規約や契約内容に従う必要があります。

ほとんどの墓地や霊園は、お墓の名義変更の届け出を義務付けており、それに従わず届出を怠った場合には、その墓地の使用権を失ってしまうこともあるので注意が必要です。

お墓以外にも必要な名義変更

親などの家族が亡くなって相続人になった場合、お墓以外にも名義変更が必要なものというのはたくさんあります。

主なものとしては、銀行口座や投資信託、生命保険契約、自動車、光熱費の契約、クレジットカードなど。
それぞれに必要な書類が異なるため、全てを1人で行うのが大変な場合には、司法書士や税理士など専門家の力を借りるのもおすすめです。

実際にお墓を相続(継承)することになったときに慌てないためにも、名義変更の手順をあらかじめしっかり理解しておくようにしましょう。