お墓の基礎知識

7.石の種類

お墓に使う石は、御影石と呼ばれる花崗岩が代表的で、他に安山岩や凝灰岩が使われています。元来地方特産の石を使ってお墓は造られてきましたが、現在では外国から多種の石材が輸入されるようになり国産の石材をはるかに上回る量が消費されています。一般的に耐久性の高さでは花崗岩>安山岩>凝灰岩とされていますが、奈良時代の安山岩の墓石が現在でもほとんど当時の姿を残している例もあり実用上の耐久性ではあまり問題はありません。関東地方では今でも安山岩である本小松石が墓石材として最高級とされていることは耐久性の面だけでなく、その美しさにあると言えるでしょう。墓石には様々な種類があり色や模様に特徴があります。

白系の石種サンプル

  • 庵治

    青味を帯びた石目にウロコ状のかすかな紋様が群雲の様に浮かぶ品質・価格ともに国産最高級の石材。(香川県)
  • 大島

    青味を帯びた白御影石で石質は細粒で固い。黒斑点が均一に入り高級感を漂わす。(愛媛県)
  • 宝輝

    石質は小目で深い青味の美しさと高硬度の高級石材。(福島県)
  • 紀山石

    気品のある青みをおびた色合いと細め粒子が美しい白御影石。(福島県)
  • 新深山

    十万石青御影石。細目で青味をもった落ち着いた石目が好評です。(福島県)
  • 深山石

    濃紺色で花崗岩の中に長石が吹雪が舞うように見える。艶持ちがよく変色しにくい。(福島県)
  • 青葉

    気品のある青味と光沢が良く、吸水率が低く、美しさを長く保つ。(福島県)
  • 小目

    結晶の変化が美しい淡青で自然焼けしない。(茨城県)
  • 稲田

    色調がきれいで、艶がよくでる良質の石。墓石や建造物などでよく使用されている。(茨城県)
  • 東山

    石目が整っており、キズやムラのない美しい石。(福島県)
  • AG98

    大島石によく似ている小目白御影石。(中国)
  • 688

    石目もきれいな典型的な白中国石 (中国)
  • 614

    中国白御影石の代表的な石種。石碑・外柵ともに使用される。(中国)
  • 623

    さくら御影石。石碑・外柵ともに使用されている。(中国)
  • 603

    粗目系の石。石碑・外柵ともに使用される。(中国)

黒・灰色系の石種サンプル

  • 黒スウェーデン

    黒石の最高級品。黒地に銀粉模様の雲母が輝く。(スウェーデン)
  • 浮金

    国産材としては貴重な黒御影石。その名の通り金を散りばめた様な美しさを持つ。(福島県)
  • 黒インド(クンナム)

    黒色の墓石では一番好まれる素材。黒地に銀色の雲母が散らばる。(インド)
  • FG31

    結晶は粗く正面と側面の石目が異なり、鮮やかな光沢を持つ。(アフリカ)
  • 河北山崎

    派手さがなく落ち着きと上品さを漂わせる黒御影石。(中国)
  • 山西黒

    風化にも強く、耐久性がある、公共の建築物等にもよく使われる黒御影石。(中国)
  • 654

    淡いグレーの小目系の石。石碑・外柵ともに使用される。(中国)
  • 北大青

    濃いグレー色で石目に品があり人気の石種。(中国)

赤・ピンク系

  • 万成

    美しい淡紅色。石質は極めて堅く、吸水性が低く石碑はもちろん、建築材としても使用されている。(岡山県)
  • インペリアルレッド

    代表的な赤系花崗岩。硬質で変色しない。(インド)
  • 中国マホガニー

    落ち着いた赤色で、洋型墓石によく用いられる。(中国)
  • 663

    庵治石に赤味を帯びたような石種。石質も固く石塔で良く使用される。(中国)

青・緑系

  • 本小松

    安山岩特有の石目が美しく整った気品のある淡灰緑系の色調。高級墓石材として根強い人気を持つ。(神奈川県) 
  • 青石

    別名矢掛の青。濃い緑の小目石。石質も堅固で磨き上がりの艶も良く透明感がある。(岡山県)
  • インドグリーンU

    重量感があり、硬質なグリーン系御影石。和型墓石に最適。字を彫った仕上がりが美しい。(インド)
  • 緑庵治

    高級感のあるグリーン系の御影石。(インド)
  • マハマブルー

    唯一紫系の御影石。マーブルの落ち着いた紫と白の模様。(インド)
  • 中国グリーン

    細目系で青味が比較的濃く、高級感がある。艶落ちしにくい。(中国)
  • M1H

    濃い緑系で光沢度が高く変色率の少ない良材。(インド)